シンナーの購入・廃棄コストを大幅に削減！90%に及ぶリサイクル率により工場の経費削減に貢献

継続する有機溶剤価格および特別産業廃棄物委託費の高騰に対応するため、多くの工場でコストダウンの取り組みが行われている中、自社工場内で廃有機溶剤のリサイクルが行えることは意外にも知られていません。

そのような中、冷熱管材製品、設備機器製品、土木・防水・補強用製品、機能性材料など、総合的な建築資材のソリューションを提供する三菱ケミカルインフラテック株式会社様では、いち早く弊社の真空蒸留回収装置(CA-103V)をご導入。

工場内で塗装後の洗浄に使うシンナーを中心に、溶剤回収装置を通じてリサイクルによる再資源化ならびに再使用を行ってこられました。

そこで今回は同社の上田事業所へ、溶剤回収装置をご導入の経緯や稼働状況をお伺いしました。

CA103-Vの詳細はこちらで閲覧可能です。

三菱ケミカルインフラテック株式会社様の事業内容について教えてください。

株式会社三菱ケミカルインフラテックは、三菱ケミカルグループの総合力を駆使し、建築・建材分野におけるワンストップサービス化の強化・推進に注力しながら、建築・土木・産業用途における材料を製造しております。

CA103-Vの導入前に、どのような課題がございましたでしょうか？

弊社は塗装工程があり、塗り終わった後のガン洗浄や機器洗浄でシンナーを多く使用します。それらの洗浄用シンナーの購入コストならびに、使用済みの廃シンナーの処理費用が膨大でした。

さらには、長期的に続くインフレの影響で、塗料やシンナーの原材料の仕入れ価格高や廃棄物の処理費の上昇に悩まされており、工場のコスト削減というテーマがありました。

そこで当時の工場長と共に、何とかコスト削減ができないか模索していたところ、コーベックスさんの製品を使えば廃塗料・廃シンナーのリサイクルができることがわかり、相談を持ちかけました。

CA103-Vを導入するにあたり不安や懸念していた点はありましたか？

廃塗料・廃シンナーをリサイクル・再利用するにあたり、一方で残渣が出るのですが、その廃棄物の委託先を探さなければならないという課題がありました。

残渣が固まってしまうと、産業廃棄物業者が処理ルールの関係上、引取りに難色を示してしまう傾向があります。

しかし、コーベックスさんの製品ですと蒸留リサイクル時に、丁度良い具合に残渣もコントロールできるので助かっております。

何が決め手となってCA103-Vを購入しましたか？

海外に類似商品はあると伺っていたのですが、日本製で日本の工場の規格に合わせることができる溶剤リサイクル装置は、コーベックスさんしかないので、迷うこと無くCA103-Vを導入しました。

一応、海外からの製品も購入検討はしたものの、工場に設置するにあたり、消防法や防爆対応をクリアするには、膨大な書類を役所に提出しなければいけません。その慣れない書類対応と労働コストを考えると、海外から溶剤リサイクル装置を導入するのは現実的ではないと判断しました。

その他、廃塗料や廃シンナーのリサイクルを外部にアウトソーシングすることも検討したものの、自社内にリサイクル装置を置いて完結するのであれば、費用対効果も高くなる点もCA103-Vを導入した決め手です。

実際にCA103-Vを使ってみていかがですか？

すでに8年、使っていますが付属の消耗品を除き、装置が壊れず丈夫な点です。通常、塗料などの溶剤を扱う装置は故障が多いのですが、コーベックスさんの製品は非常に丈夫で驚いています。

また、操作もとても簡単で、最初にセッティングだけしておけばボタン1個で作動するのも現場としては嬉しいですね。

経費削減などについても効果はありましたでしょうか？

はい、充分に効果はあります。社外秘ですので具体的な費用対効果は申し上げられませんが、CA103-Vを購入した費用の損益分岐点は、1年強で回収しています。

それに、具体的な経費削減費用をグラフで毎日把握できるようにしやすい点も、CA103-Vの利点です。

最後に、溶剤再生装置を導入してない企業、もしくは導入を検討している企業に向けてメッセージをいただければと思います。

昨今の社会情勢により資源を中心にインフレが加速する中、コーベックスさんの溶剤再生装置は経費削減の心強い味方だと思います。

それにコーベックスさんの溶剤再生装置は、第1・第２石油類など、幅広い廃液を非常に高い割合でリサイクルしてくれます。

さらには、各社の事情にあわせたオーダーメイド設計も行ってくれるので、工場内で溶剤再生装置の設置は行いやすいはずです。

当社としても、今後は上田市の工場だけでなく、海外を含む他都市の工場やグループ会社にも、コーベックスさんの溶剤再生装置を活用していく予定です。